最近はメンタル系の病気の解明が広まっているが

これをどう見るかは難しい問題が含まれているような。確かに名前を付けられて病名が確定すれば安心できる部分がある。それは自分のせいではないという他責でもある。これを拡張すると犯罪者も嗜好癖という事に還元されて殺人嗜好癖や強姦嗜好癖と名付けられて加害者がその病魔に冒された被害者という見方をされてしまう危険がある。例えそうであっても社会にとって有害であれば社会はその存在を放置する事はできない。で、メンタル系の病気も全ても病気のせいにして自分は○○だから仕方ないと安心しても始まらないし、逆にこの不安はエラーなんだと安心できる部分がある。昔は神経質の一言で終わった事が今は脅迫性障害やらいろいろな名前がついて正しい治療が行われて助かっている人と何でもそれを自分に当てはめて不安になっている人と情報が混乱しているかもしれない。名前を付けても何の解決も至っていない。それで安心できればそれは有効。しかしそれは解決の手段が与えられただけでそこから始まるのだからそこで終わってしまっては何にもならない。