強まるデフレ圧力
この前までの価格高騰はデフレ圧力を前にした最後の足掻きのような気がしてきた。世界経済は均一化し効率化が進んだのだからムダムラが極端に抑制され価格は極限まで低下するのが尋常である。それを何かと理由を付けて価格を押し上げてきたのであるがここに来ての世界経済の減速でその無理もついにできなくなった。政府はインフレ方向に振ろうとするだろうが商品価格が限りなく落ちていく展開も考えられる。なにせ売れなければ売れるまで価格は下がるものだから。
冷凍インゲン事件、勝手に妄想
中国輸入品の増加で職を奪われて生活が苦しくなった人物が中国での毒物混入事件の多発を受けて信用が失墜している中国に追い打ちを掛けようとして一袋だけ農薬を注入した可能性がありそう。これで同製品は全部回収、大騒ぎになったのだから充分目的は達したと言えるだろう。
株価一段の下げ
株価が下がると政府が補填するというゲームが始まってどこまで出してくれるかを探る展開になってます。米国の場合ほとんどの市民が株価に収入が影響される構造になっているのでこれは国から市民への収入の補填を意味します。株価が下がったというのは国にもっと出せというメッセージになります。しかしいつまでも国も金が出せるわけではありません。結局は国の税金から出るのですから国民が自分で自分の収入を補填している、つまり税金の還付に他なりません。つまり払った税金を自分に戻してもらうわけですから国は他の事に使う事ができなくなる。ということはやはり米国のシステムが回らなくなったという事だろう。株価に頼らない経済を米国が再構築できるかということかもしれないけどかなり困難であることは言うまでもない。