変化

世界が変わるためには一人一人の人間が変わらなければならない。
それにはまず自分が変わらなくてはいけない。
変わっていった人たちがある一定の規模になると存在が認知される。
過半数を超えると世界は変わる。
しかし世界は変えようとして変わるものではなくどうしようもなく変わってしまうものだ。
ところで、自分が変わるとはどういうことか。
だいたい自分が変わっていくことを自分が認識できるかということもある。
子供は親戚の人に大きくなったねぇ、と言われても自覚はない。
親でさえ毎日一緒にいれば大きくなったねぇ等と言わない。
毎日の少しずつの変化は見逃されてしまう。
久しぶりにあった人から変わったねぇ等と言われて初めて自分の変化を知る。
変化するというのは死の受容のようなものかもしれない。
否定して抵抗して怒り喚く。やがて諦め絶望する。
そこから諦観のようなものが生まれてきて初めて変化することが可能なのだ。
駄文だな。