何が本当かどうかよく分からない世の中

常に本当の事が通るとはいかないのが世の常で、学問の世界でも論争中のものと、評価の定まったもの。その評価の定まったものでも一般世間では間違って伝わっているものだの世の中複雑怪奇なものである。結局何が正しいかではなく何を信じたいかになって多く信じている意見が通ってしまう。政治なんてのも最後は何処を信じるかになってしまって政治家は自分の党の布教活動にいそしむことになる。だから本当の宗教が入ってくると宗教だか政治だかやっている事が分からなくなるのでまぜこぜにするのは止めましょうというのが政教分離の目的ではないか等と書いている内に思い至ったのであった。
 で、何が正しいかというのも実社会では色々な団体が圧力を加えたり、マスコミに記事を書かせたり様々な活動の結果の平衡状態がある。ネットでもそういう恣意的な情報がかけ回ったりネット上のマスコミで明らかにこれどうよ、みたいな記事が出る。その中で自分は何を信じるかというのはそれこそ自己責任しかない。自己責任という言葉もすっかり評判を落としてしまったがそれほど悪い意味はなかったはず。自分が信じているものを他人に責任を負わせるというのも凄い話ではあるが。私がこれこれを信じているのはあなた方がこれこれと主張したからでありそれが間違いだからといって責任を取ってくれといってもそうはいかんざきなのである。ふー。