絶妙なタイミング

この世で大切なものの一つにタイミングがある。これを外すと大体人生は大成しない。小泉さんが靖国参拝した日に中国が二度目の有人宇宙飛行の帰還を祝っていたというのも偶然かもしれないが凄いものがある。宇宙開発と言えば軍事目的は無いといっても否定できないもの。中国の脅威は国内の声をまとめる絶好の機会。国内の世論が割れているから外国につけ入れられるわけで、本当に脅威となった時、賛成反対等とのんびり言っている場合ではなくなる。
 日本は中国から弾道ロケットを正確に狙える程よい距離である。アメリカが守ってくれるかというと、核戦争になるとアメリカは自分の所に火の粉が舞うのはゴメンだから逃げる。日本は反撃の手段は無い。日本の地理的位置というのは放射能の雲も広大な太平洋がアメリカを守ってくれる。その上絶えず偏西風が吹いているから中国も安心。ほんとに実験場として最高なんだ。日本が無くなって世界は困るだろうか? 19世紀中ごろまで世界政治は日本など殆ど無いものとして営まれていた。
 先の大戦の意義があるとすれば日本ここに在りということを世界に知ら示す事にあったのだろう。今回の靖国参拝は日本の存在というのを改めて考えるきっかけになったのだと思う。