東京地検特捜部の“次”

ライブドアショックの舞台裏とその余震 - CNET Japan

 東京地検のある霞ヶ関と六本木は地下鉄なら2駅、車でかなり混んでも15分もあれば十分の距離だ。NHKが4時過ぎの出発を確認した捜査班が到着するまで1時間半近くもかかったのか。いやそうではない。4時過ぎに出発した“先発隊”はライブドアの心臓部ともいえるサーバがある新宿・歌舞伎町のデータセンターに向かい、まったくマスコミのいないなか、午後5時過ぎからデータの押収を進めていたのだ。検察が事前にリークしたかは定かではないが、NHKの報道によってほとんどのマスコミ、そしてライブドアの経営陣までも目を「六本木ヒルズ」に引き付けられてしいまい。証拠隠蔽(いんぺい)の余裕を与えずに1時間も早くサーバの強制捜査に着手することに成功したわけだ。

へぇ〜

 ただし、東京地検特捜部の“次”のターゲットが、市場関係者間で取りざたされていることも確かだ。ライブドアとその経営陣への疑惑追及は、すでに表面化している株式交換偽装と粉飾決算疑惑の解明でひとまず一段落。ライブドアとほぼ同様の買収戦略と時価総額経営を進めてきた複数のIT・ネット企業、上場・非上場の投資ファンド事業会社とその出資会社に捜査が拡大する可能性が指摘されている。

それってあそこしか。