Winnyが垣間見せるWeb3.0の世界

ネットサービスはその短い生涯を閉じようとしています。様々現れたネット企業もあだ花として終わるでしょう。Web3.0はネット市場を終了させます。それがネットを真に開放させます。元々商業から無縁だったインターネットがまた商業主義から別れを告げて本来のインターネットに回帰するのです。
 それはなぜか? Winnyというのはどこにもサーバーがないのにネットワークが成立して共有が可能です。なら、ニュースだって検索結果だってWinnyのような仕組みでデータを分散処理して保持することが可能です。そしたら誰も主体者がいないのにサービスが受け取り可能になります。クロールしたデータが共有空間に投げ込まれ誰でも参照可能になればサービス受給者はいるがサービスの供給者は不在という事態が起こるのです。強いて言えばそのプログラムを開発してネットに放つ人だろうがそれが普及するには広範に蔓延しなければならず当然フリーになる。というかオープンになってそれがネットの夢を叶えるかもしれない。