人間はいつも事実に意味を与えようとする動物

お話が好きなのは子供だけではない。大人も必死に物語を求め事実から説明を引き出そうとする。しかしその行為が事実を歪めてしまう。そのまま受け取る事ができず背びれ尾ひれが付く。それはこの世が何らかの意味が在るものだという思いから発している。そもそも視覚だってそこに意味を与えて初めて見る事ができるようになる。そう考えると生物そのものの本能なのかもしれない、この世の意味を考えるのは。まぁ意味を考える事で捕食を成功させ生き延びてきたのだから、これはもう切っても切れない事かも。人間だけがその意味を切断できる可能性を保持しているのかも。