インターネットは従来のメディアの延長ではない

ネットを従来のメディアが一つ増えたという感覚で使うと失敗する。それの格好の例がソニーウォークマンのブログ販促の失敗だった。ネットではどんな仕掛けも内情が暴露され本当の所というのが求められてしまう。ではネットは企業が利用できない近づくべきでない聖域なのか。ネットでは小細工は一切無効なのだから現状を全て曝け出してアイデアが自然に集まる原理を使うしか無い。そこでは企業の意思は無視され、ただ陳列の中で評価を待つしかない。全てを曝け出してその活動が評価されればプラスになるし、されなければマイナスとなる。ウソが効かない厳しい世界だ。そこでは本当にウケるものだけがウケて流されるものは流される。もし未完成のアイデアがあって問題があるならそれを公表して一緒になって問題解決にあたるというのがネットの使い方で従来の企業秘密という枠組みではネットを利用する事はできない。そういったネットで生まれた製品となればそれなりのヒットが起こせるかもしれない。少なくてもそういう幻想を見せたのが電車男ではあるし、それがWeb2.0
「メディアイン」というパラダイム: R30::マーケティング社会時評