津波警報

  昨日津波警報が北海道で出た。3年くらい前にも出てその時は被害が出たはずだ。今回は幸いにも被害も出ず予想された1m、2mの波の高さも40cm、60cm程度で済んだようだ。しかし前回の事がいろいろ思い出される。たしか前回は予想の波の高さより高い波が来て被害が大きくなったような報道もなされた。だから今回気象庁はサバを読んだのだろうか。今までだったら50cm、1mの発表だったのを倍にしたのだろうか。そう見ると予想はそれ程外してなかった。だいたい津波の警報はどうやって出るのだろう。地震があっても警報が出ない事もある。揺れの特徴から判断するのか。その予想はどの位の信頼性があるものなのだろうか。降雨確率のようにその波が来る確率は60%とかは人命に関わるからできないのか。
  結局そうなると少しオーバーに予想するという思惑から逃れられない。一方前回問題になった事に警報が出ても避難しない人が多くいたという事だ。その辺も前回の教訓から避難する人は多かったのだろうか。しかし波の高さをどのように観測するのか知らないけど今回40cmの高さを観測した人は身の安全はどのように確保したのだろうか。そういった人々はみんな命を投げ出して働いているというのだろうか。そこに2mの津波がやって来たらどうなっていたのか。津波到達時刻になっていてもまだ避難を呼びかけたり、波の高さを観測している人はみんな命を投げ出して使命を全うしていると判断するべきなのか。
  テレビではその辺の緊張感は全然迫って来なかったし、切迫感もないように感じられた。実際はどうだったのか。これは私だけの印象かもしれないが最初から気象庁の発表はオーバーと分かっているが前回のような事もあり避難しなくちゃいけない義務感のような感じで粛々と従っているような印象を感じるのだ。それはきっと津波にまるで関係ない所から高見の見物をしているからだろうとは思うけど。