著作権保護期間はなぜあるのか

理念やたて前を除いていくと出版の場合は出版社の意思が透けて来ます。出版では大ヒットしないと儲からないわけです。売れない本を少部数出すなんてちっともおいしい商売じゃない。ところが作家というのは時々歴史的に見直されたりするわけです。例えばカフカなんて生前殆ど売れない作家だったわけですが死後出版された本が話題になり一時期ブームにまでなり大作家としての地位を確立してしまいました。きっとこういう事例が千に一つ万に一つあればいいわけです。
とここまで書いていたらその時の権利を誰が持っているのかが分からなくなり、例えば遺族が持っているなら、でも生前出版した会社は何かとゆかりがあるからおいしいのではないのでしょうか。という曖昧な書き方でお茶を濁します。そういう大ブームが起きてしまった時の富の配分というか被害の分散というかそういう事なのかもしれない。