パッキンワールド

松坂の大リーグ入りを見てもう大リーグ入りも珍しくなくなったがネットだけでなくリアルでも画一化は確実に進んでいるというかローカルが許されない世界というかグローバリズムだ。国を超えて単一化した方が本当の実力が分かるし公平というものだろう。そこには王さんや長嶋さんが望めなかった世界がある。とってもいい事なのにそこには単純化してしまう詰まらなさも潜んでいる。ローカル色の一掃は世界をますます平板なものにしてしまう。野球とベースボールは同じルールを取りながら違うものになっていた事や温泉卓球を否定する世界は私達を幸せにするか。日本には甲子園があると安穏としていられない。そういう歪は無理な投球を続けさせかえって伝統の保存が選手に無理を強いる。そういう意味ではさっさと無くなるべきだしそれが高校生の幸せだ。存在する限り生徒はそのシステムに置かれるし継続をを余儀なくされる。ベースボールの世界から見たら許される世界ではない。で、野球に限らず全てのコンテンツが梱包され商品として流通する世界。そこでは失われた世界を嘆く心情も作品として取引される。全ては評価される物として陳列されレイトされ検索され価値が決まる。心情さえ0と1に分解され分析されてしまうように。