水戸黄門はメディアだった

水戸黄門がどうして人気があってあんなに長寿番組になっているのか。疑問だったのが分かったような気がしたのだ。水戸黄門は現代にも生きている。メディアとなって生きている。悪をやっつけ正義の錦を振りかざすのがメディアである。本当の所はどうでもいい、そういう図式を見せ付けてあげるだけでいいのだ。まさしくそういう姿を見せてくれるのが水戸黄門なのである。だから水戸黄門はメディアの自画自賛なのだ。不正をあげつらいこれが正義と並べ立てる。人々もそういうメディアが大好きなのだ水戸黄門が続くように。正義の旗印を笠に着て大威張りで悪を叩くのである。そこは大概真実からはかけ離れている。そういうもんである。人々はそれを望んでいる。