なぜ子供が減ったか

それは子供を育てる閾値が上がってしまったからではないのか。昔は放っといても子は育つなんて言われていて事実野放し状態で育ったなと思う自分の子供時代を思い浮かべる人も多いでしょう。しかし今はそんな事許されるはずもなく歳とともに周りの子供と合わせる事が求められます。あくまで自分流に育てる、テレビもゲームも一切禁止なんて親が現在でも存在するのか。それ位同化圧力が強いのが現状ではなかろうか。その同化圧力から逃れるには子供を作らないという選択しかないわけでそれで気ままに世間から幽体離脱できるわけで距離を保つ事ができ、神経すり減らさなくて済むというメリットを享受できる。世間との関わりは殆ど子供を通じての関わりだから子供がいないと浮世離れできるという事はある。多様化なんて言われているけど言われるほど選択肢は多くなくて子供がいるとそれが更に狭まってしまうようでは現状は変わらない。つまり多くの国民は現状の社会のあり方にノーを突きつけているって事。こんな社会では子供は育てられないという事。まずは社会が変わらなければ子供を産みませんと宣言されている事に気づかなければならない。それはお金の問題という事よりも学校一つとっても判で押したようにどこへ行っても同じでなくてもっと自由な選択肢が提示されなくてはならない。家で教育したっていいじゃない。学校へ行かない選択肢も示すべき。今の社会に飽き飽きしているというのが現状ではないのか。これからどうなるか分らないというわくわく感がないんだよ。生命は危機に陥った時にこそ子孫を残そうとするとも言えるし。
 これは今あなたが営んでいる社会が否定されているのだから全く人事ではないのである。決定力を持つ人のあなたの日々の決断が否定されているという事である。あなたの家のお父さんお母さんの選択も否定されているのである。全く国会議員が否定されているのでないのである。あなたが社会を動かしているとしたらあなたの言動が否定されているのである。こんな社会はイヤだ。生きるに値しないと言われているのである。こんな世界に命を宿したくないという事なのである。