東京大空襲だったか

東京大空襲と言えば硫黄島である。硫黄島が落ちたから東京の空襲が可能になった。硫黄島はあくまで中間地点だったのね)では硫黄島の占領を一日でも遅らせる事にどれほど意味があったのかとも思う。これも結果論だけど。一日遅らせても大空襲が一日遅れるだけである。結果的に一ヶ月遅らせる事ができたのかもしれないが一ヶ月遅れて大空襲が始まっただけではないか。(硫黄島の戦いが終結する前に東京大空襲があった。)
硫黄島の戦い - Wikipedia

 そうではない、戦果を遅らせ厭戦気分を高めて米国の撤退ないしは停戦に持ち込むというのが最適のシナリオだったのだろう。それは可能だったのか。その当時の状況なんてもう誰にも分からない。もう結果が分かっている人間しかこの世に存在しないのだから。ぬくぬくした21世紀の今の日本の視点から眺めるならさっさと硫黄島など放棄して降伏してもう東京は大空襲を避けられないから降伏を勧告するのが大悲劇を避けうる唯一の手段のような気がする。都市への大空襲ってそもそも日本が中国で行った重慶爆撃が走りだったするのだがこれも歴史の皮肉ってやつと暖かい部屋で思うのであった。あぁこれも結果論なのだ。