それなりの衝撃はあったもののまたかという想いがあった。本当はこれが常態でこれまでの常識が幻想だったのではないか。人間とはそういう事をするものだという道理。世の中がそういうものだというのはマスコミが作り上げてきた幻想もある。これまでこうした問題を極悪非道、エラー、例外事項として処理しようとしてきた。しかし誰しもそうなる可能性があるという面を背けてきた。人間が本来持っている暗黒面を無視して美しい国を目指しても絵に描いた餅になりかねぬ。そういうフォローやケア体制があって始めて機能するものだ。お題目はもう結構。機能するシステム、問題を解決する手段の積み重ねが結果を齎すのでは。
