兄貴、あっしはこれからどうしたらいいのか見当もつかねぇ

俺とお前が出会ったのも偶然、また分かれるのも俺たちが決められることではない。これも何かの運命である。世の定めには従わなければならぬ。これからもまた偶然が俺たちの間に作用して例え離れていても人生を翻弄するだろう。その時その時で考える以外他に方法があるか。男は泣くな。笑って別かれようぜ。
こんな臭い時代劇のような展開が自分の奥深くにトラウマのように染み付いていることに気づく。まったく人間なんて。