ネット凶悪論

確かにネットは危険だ。 新聞拡張員が犯罪に走るのもネットの普及によって新聞宅配の家庭が減り自分の生活が不安定に曝されているからだろう。そして背に腹は代えられずネットで仲間を募って金を奪い安易に人を殺す。ネットさえ登場しなければこの事件は起こりえなかったというのは事実であろう。ネットがなくても殺人は起こるというのは簡単だ。いつの時代の変わり目にもこれまでの商売が成り立たなくなって犯罪に走る事件は後を絶たない。けれどもそれを今回は商売が成り立たくなる側の新聞社がその一員を庇うように殊更ネット凶悪論に走るのはいかがなものか。お前が言うな。
 だったら今回の事件が新聞社が企てた壮大なネット攻撃の陰謀という仮説にどう応えるのか。新聞社が主催しなくてもそう考える一部の輩が起こしたと考えればより現実的だ。現金で買収してネットで仲間を募り金を奪って殺して自首してネットの危険性を周知させるというのが今回のミッションである。闇で糸を引いてネットはこんなに危険である、新聞社だけが社会の良心であるなどと世論を誘導しているとしたら恐ろしい限りではないか。まったく人間の想像力なんてろくなもんじゃないな。いやでもこれは自分だけでなくて多分日本中で256人くらいはそんな事を考えたはずだ。
痛いニュース(ノ∀`) : 【愛知・女性拉致殺害】 「殺さないでください…」 朝日新聞拡張員、無視して鈍器でメッタ打ち…顔を粘着テープで何重にも巻き殺害か - ライブドアブログ
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/jiken/news/20070827k0000m040093000c.html
http://www.chunichi.co.jp/article/national/news/CK2007082702044138.html
http://www.asahi.com/paper/editorial20070829.html#syasetu2