言葉に敏感な奴は失語症くらい経験するもんだ

 やはりルサンチマンで全て説明できそうな気がする。朝青龍バッシングは礼儀が大事と教えられてきた人がやっぱり勝てば官軍で実力の方が物をいうんだなと感じ始めていた矢先、待ってましたとばかり鬼の首を取ったように歓喜し、してやったりと喝采した。溜飲が降りたとはこの事か。手ぐすね引いたような相撲協会の処分は子供同士の喧嘩のようでアホくささの限りがない。
 名古屋の路上誘拐殺害も新聞社への積年の恨みつらみが爆発してるし格差社会に絡めた見方があるし弱者の八方塞がりな破れかぶれの状況があるし、それをネットが誘因しているという見方もあるしそこから大手企業へのバッシングへ戻るという導線がありそれはトヨタバッシングへと繋がりそれは格差社会のトピックでもある。世の中単純だ。ここには様々な局面のルサンチマンがお互いを攻撃する動機になってこのルサンチマンという妙薬をうまく使った記事がブクマで沢山の数を集めるという現象に繋がる。ほんと人間は感情で生きているんだなと思う。感情が事件の動機、記事の動機、ブクマの動機なのである。てことはルサンチマンを正確に計測できる事が世の中を手玉に取れるという事になる。昨日のカエサルの記事じゃないけど大勢が何を考えているか。その期待のはしごを外してしまったらその期待はどう解消されるのか。人心掌握術じゃないけどそんな事ほんとにあったのか、後日脚色されたのか知らん。今となってはそういう風に伝えられているという事だけが意味を持っている。とにかくこのルサンチマンをどうバランスさせるのかという事に問題の解消は尽きると云えるのかもしれない。