見通しがたつというのは殆どは今直ぐ実現できるという事

その障害は建設時間だったり搬送時間だったりする。で未だ実現できない事というのは何か出来ない事があってそこがクリアにならないと可能にならない。だから見通しはまったく立たず実現できないかもしれない。見通しで50年後とか言っているのは他の技術的進歩からこの問題もついでに解決するかもしれないという希望的観測からの甘い見通しなのでまったく当てにならない。
 けれども宇宙エレベーターなんて殆ど技術的問題なんかないと言うと言い過ぎかもしれないが、一番の障壁は金銭の問題である。静止衛星の2倍の距離のケーブルを必要としその材料費だけでも幾らになるか。それでほんとに採算が合うのか。これで誰でも100万円位で宇宙に行けるなら十分採算は取れそうだが。エレベータで宇宙に行けるなら心理的不安も小さいだろうし、静止軌道上の宇宙ステーションに2泊3日の旅など人気を博しそうだ。けど技術的不安もありそうなので今ひとつ盛り上がらないし企業単位では投資金額が大きすぎるのだろう。NASAもロケットマニアなので余り乗る気でないのだろうか。