体が死ぬ事より心が死ぬ事を怖れる

でも体が死ねば心も死ぬだろう。順番の問題か。体が死ぬ前に心が死んでどうする。それはもう生きているとは言わないと。しかし体が死ぬ事を怖れないなら彼が怒る理由も無かったともいえる。そういうと屁理屈だろうか。飢えて死んでも体が死ぬだけですから怖れる事はない。そう皆に説き伏せれば良かったのに。そうしたら彼は宗教家か。いずれにしても彼の一日だけの騒動により幕府の体制の綻びが露になり、これがどれ位の影響があったかは測定されないものの30年後に江戸幕府は終焉を迎える事になる。このような問題が各地で起こり幕府の体制が弱体化して討幕運動が高まったのだろう。制度疲労というやつか。