大塩平八郎の乱と9.11

この国内史の余り大きくない事件と世界史に残るような事件を比べてしまうのはあんまりかもしれないが。まぁあれも貧民救済という大義があったとしても一種のテロ行為ではあった。それでも裕福な商店を襲うという事で飢饉に喘いでいた庶民から支持があった。9.11も米国の横暴さを感じている人々から見れば相応の支持はあるのだろう。貿易センタービルはまさに現代の商店であった。アルカイダから見れば現代の市場経済体制も幕藩体制と変わらないものだろう。それは巨大で動かしがたく自分たちではどうにもならない苛立を覚えさす。だから9.11はそういった世界に報いたほんの一矢にすぎないけれども精神的には大きな作用を世界の人々に与えている。でこの9.11から石油の高騰は始まったと言っても過言でもないかもしれない。