過剰と破壊の経済学

年をとると、本を読むのが速くなる。書いてあることの大部分が既知の話なので、飛ばして読めるからだ。逆にオリジナルな学術書は、1冊読むのに1ヶ月かかることもある。だから私の場合、本の価値はそれを読むのにかかった時間にほぼ比例する。本書は、15分で読了した。何も新しいことが書いてないからだ。おまけに「ムーアの法則」だとか「イノベーション」だとかいうありきたりな工学論が多く、ほとんど梅田望夫化している。
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『電波利権』のころにはまだ目新しかった日本の世間話が、「またか」という感じで延々と続く一方、未来への言及がほとんどない。
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ネタです。