冷たい怒りは忘れかけているけど

確か社員旅行を例にとって書かれていたけど。社員旅行を実施するかどうかのアンケートでもう新味なくて飽きてきていて本人も反対のはずなのだけれども反対する人に言いようの無い本人も意識してない怒りが現れてくるというものだった。「Web時代をゆく」に対する批判もそれに近いものがあるかもしれない。もうこれからは社員旅行の時代じゃないよと堂々と言われると確かにその通りなのだが今までそれに従ってきた人間は直にそう言われると自己否定されたような気になって反発する。今まで素直に従ってきた自分は何だったんだ。その矛盾は素直に自分たちの反省に向かわないでその新機軸を主張した人への攻撃になる。理屈では賛成なのに心情的に反対してしまう状態と言うのは厄介である。プライドとか自己正当性とか慣性の法則とか人間は急に転回できないとか色々問題がある。