対症療法だけで原因に対処しない現代療法

病院に行っても対症の科はあってもその原因となると避けて通るのが尋常だ。自己免疫疾患という概念はあっても自己免疫疾患科という診療科は無い。あるのはそれぞれの症例対する科である。だからその原因は各々が胸に手を合わせて考えねばならぬ。もちろんそうした試みはいろいろ行われているのだろうが患者に直接関わるところまではやって来ない。今でも国立の大きな病院でも対症療法の科しか備えてないのが現状だ。21世紀にもなってこの惨状はどういう事? 日本医師会が悪いといっても埒が明かないけど、答えがハッキリしない所には踏み込まないという治療行為の消極的な態度がここまで医療を後退させてしまったのは明らかだ。