その場所を占めているのはあなた一人

個性化とか性格とか言う前にその場所にいるのは唯一あなた一人だけという事実。これは例えクローンであっても同じ。違う場所に存在して個体として別個の存在なら例えクローンでもその立場の違いから殺しあう事だってあるだろう。でその場所から見えてくる情景もそれぞれ違うのだからそれだけであなたはユニークな意見の発信者になる。一人で歩いていればあなたはその情景の唯一の目撃者であり集団でいても全員が同じ方向、同じ時間を感じているわけではない。ある人は今朝の家での喧嘩の事を思い浮かべたりある人はこれからの食事の事を思い浮かべているかもしれない。無理して個性的に振り回らなくても既に充分に唯一の存在なのだどうしようもなく。でそれぞれに役割が生じている。あなたは自分のランクが低いと思い悩んでいるかもしれない。しかしそのランクさえも貴重な唯一無二の二度と戻れない場所でそこからしか見えない景色がありその役割が期待されてしまうのだ。その低さが強みになりその高さが弱みになる。それは貴重な場。二度と戻れない場所。ランクは強弱だけでは計れない意味を持っている。