どうしてしたい事ができないのか

世の中自分がしたい事だけできるわけではない。世の中にはしたくなくてもしなければならない事があるのだ。こんな事はよく言われています。これを怠惰な思考をしているとしたくない事は良い事なのだに短絡してしまうことはあり得る事です。それが思考の節約になるからです。面倒な事は考えたくないと思っていると自動的にしたくない事は良い事だに変換してしまいます。で、したくない事をやってる自分はえらい、すごいと肯定するまであと一歩です。そうなると、
したい事=非生産な、無駄な、悪い事
したくない事=生産的、役に立つ、良い事
という思考に嵌ってしまう事になります。こうなると決して幸福感を得られないのではなかろうか。そんなバカな、そんな単純な人間はいないと思えますが、少し考えてみるとそうやって行動している事が無きにしもあらずな事に気付くかもしれません。これは陥り易い陥穽です。したくない事には必要な役に立つ事や自分には合ってない事や自分がやりたくない事があるはずです。そこを明確に分類しないで一緒にしてしまってはいけません。頭を整理しないとそういう間違いもしてしまうかもしれない。