しばらくぶりに電車に乗る

車内で座ると両脇では携帯を見ていた。もう見慣れた光景である。小さい文字が携帯画面に並ぶ。ちょっと脇からは見えないが覗き見防止フイルムが張られているのだろうか。そんな情景を思い出しながら小さな携帯の画面に相応しい文字というのが何となく思い立った。文字を小さくすれば一画面に表示できる文字数が増える。しかし日本語は漢字があるため文字を小さくするのに限界がある。中国の簡易体は今の時代にピッタリだな。あの画数ならアルファベット並みに小さくできるのかも。そう思ったら日本語にも独自の簡略文字があったではないか。書道なので用いられる略字。ペン文字でも簡略した文字はかなり浸透していたではないか。そうしたものもワープロやパソコンの普及によって淘汰されようとしている。みんなきれいな書体で出力される時代だ。そうした所でこの携帯機器の隆盛である。これはもしかしてビジネスチャンスの予感!私がそうした位置にいたならば秘密にして他社に先駆けて取り組んでいる所だがそういったパイプが全くない状況ではこうやってネットにバラしてどこかのしかるべき所で作ってもらうのを期待するしかない。
 つまり、そういった省略文字の書体、フォントを開発するのだ。そうすれば携帯機器により小さい文字で可読可能になり一画面の情報が増やせる事になる。画面が高精細になってもより小さな文字で表現できるはずだ。abcの方がいつだって小さい文字で表現できるように。iPhoneのような機器が普及してもそれで読書をしようとすれば出来るだけスクロールや画面切り替えは少なくしたいという要望は絶えないだろう。正式なものでなく携帯用の表示用フォントとして開発すればヒットするのではないか。