運動と知能

生物は食べる、食べられるという行為を通してその種全体の運動や知能を発達させて来た。つまり補食行為そのものが生物の進化を支えて来た原動力なのだ。他の生命を捕えて自分の命の糧にする。しかしこれは戦争ではない。無駄な殺傷は行なわれない。腹が減ったら獲物を探す本能的な行為。何も考えずに生きていたら人間は知らない間にこの惑星の管理者のような役割を担った、担わされていた。これは人類の自惚れなのか、使命なのか。というか自分の為だろう、自分自身が生き残る為の営利的戦略に他ならない。何が共生と協調だ。物は言いよう。とにかく食べる食べられるという行為を忘れては私たちは存在する事はできないのだろう。