労働の価値観

もちろん産業構造にはめ込められた価値観であるわけでそういう意味では資本主義も共産主義も同じ価値観を共有している。まるで正反対と思われていたものも同じ穴の狢だったわけです。しかし労働を無意味とする価値観は現代社会にとっては死活問題なのでこれを採用する事は産業界の反発も有り激しく抵抗されるでしょう。いや労働が価値という部分で譲っても何が労働であるかという部分においても合意できているとは限らない。やくざがシマを守る事は労働なのか。炭坑労働者の間では腰を振ってお客に見せる事がとても労働に思えない時代がありました。金銭の授与があればそれは労働だろうと考えられますが、では振込詐欺も誘拐も労働か。多分広義には労働なのだろう。現時点では現法律に違反しているというだけに過ぎない。法律なんて時代によってコロコロ変わるし。とにかく仕事に熱中できる人は幸いだ。