ししとうはいつまで許されるか

ししとうというと稀に辛いのに当たってしまう。それも恐ろしく辛くて舌がやけどするような感じ。最近は激辛ブームなんでししとうの辛さなんて大した事ないのかもしれないが。けれどもししとうを外部から辛さを判断する方法は寡聞にして知らない。そこがししとうの怖さである。こっちは辛くない物とふんでいるのでガブってやってしまうのである。始めから辛いと分かっていればこちらにも心の準備ができている。で、こういう事は最近の風潮である品質管理の点でどうなのだろうか。こちらの期待する品質が得られないとして問題にならないだろうか。伝統的にししとうはそういうものという歴史的合意ができているから問題にならないとも言える。しかしこれからの時代ししとうにとって受難な時代が来るのではないかと危惧している。多数の中で辛い物があるかどうか分からないというのは危機管理能力としても問題なのではないか。製品の品質管理的にも問題では。期待値を裏切る、品質に偽りありとも見られかねない。それがししとうの伝統と文化であるという声とぶつかって大論争を巻き起こすかも知れない。最近の風潮から言っても偽装と言われかねない。辛い物を辛くないと偽った。製品の中に不良品が混じっていたと。そろそろそういう所まで時代が来てしまったのを感じる。