これからの社会に向けて

日本は高齢化社会に向けて着実に突き進んでいます。現在日本の平均年齢は44歳近辺(参照)と思われており近い将来50歳に達するものと思われます。これは石を投げれば50歳以上の人間に当たる確率の方が高いという事です。またこれは企業がサービスを提供するのにも50歳以上の人間が多くなるという事を意味しています。現在でも44歳ですからサービス提供が44歳以上に行なわれる事が高いという事になります。これらはどんな製品を生み出していても関係しない所はありません。若者向けと限定すればパイはかなり制限されます。中年向けと云われるものもその年齢を引き上げていかないとターゲット層を多く逃す事になります。顧客の年齢層が上がる事はそれに対応する人員も上げていく事が必要になる事も考えられる。例えば顧客が自分より年下の人間からあれこれ言われたくないとか話が合わないという場合が想定されます。
 人間がなかなか死ななくなるということは歳を取らなくなるという事でもあります。実年齢は上がっていっても相対的には下の人間は多くなっても上の人間は余り変わらないという事。ましてや少子化ですから変化は少なく感じられます。まるで時間が止まったように。