あの銀行よりも守られている企業といえばテレビ局しかありません

この激動の時代に誕生から一社も合併も吸収もないのがテレビ局。国からの免許制ということで新しい参入もなくかなりおバカな経営者でも何となく務まってしまうから困りもの。そんなテレビ局も台所事情は苦しくなって来ているのではないかとしてCMの質を云々する人もいる。確かある程度の品位を保つなんて業界規定のようなものがあったはずだが背に腹は代えられぬという事か。しかし広告なんて元をただせば決してカッコいいものではなくかなりどぎつい露骨なものが多かったのである。それが長年の慣例で洗練されて来たのだろうけど、原点に還ったという意味では正しい回帰現象でないかとふんでいる。明治の広告なんてかなりえげつないものがあってそれで規制も発達してきたのだが動機はそこから生じているのだからやはりそこへ行く。そんな美辞麗句で誤摩化すよりも人間の本性が垣間見える最近のCMは好感が持てる。みんなこれが人間の本性なんだ自覚するといいと思うよ。