匿名か

匿名批評について(続き)-おまえにハートブレイク☆オーバードライブ

そんなことをいいつつ、この当時、伊藤整自身、「大波小波」の匿名氏をやっていたらしいので、何のことはない、「大波小波」を筆頭とする匿名コラム群と「文壇」は薄皮一枚隔てた表裏で濃密に相互作用していたわけです。

どんな有名人も匿名になれるのだから実名対匿名は成り立たない。もっと極端の例は自分で発言したものに対して自分で反論するとか。多くは時間がそれを可能とする。しかし一瞬記憶が無くなってしまう人を想定すると記憶が無い時に匿名で自分の発言に反論するという事は考えられる。これは滅多に無い事であるが実際の実名と匿名の争いとどれ程の違いがあるか。いやぁ、それはあるけどそういう一面はあると。まぁ、そういうと何でも言えるみたいなものもあるが。