全てはゲームになった

 ゲーム脳うんぬんも落ち着いてきて定まる所に定まったような気もするが、これはどう捉えればいいのだろうか。本当にテレビはまともに取り上げてきたものなのだろうか。それとも今はトンデモという評価が定まった地点から眺めている光景に過ぎないのか。これがもっと信憑性を持って語られたかもしれない分水嶺があったのか。
 一昔前からテレビでやる事は全てヤラセだ、ヤラセだと分かって楽しむのが正しいテレビの見方というのが常識になった。で、テレビは堂々と本当の事なんて伝えなくても良いという事が白日の下にさらされ、どういうトンデモ説も面白可笑しく伝えられるようになって、もうテレビは真偽はご自身で確かめて下さいというルールのゲームなのか。
 それをネットで叩くのもまたゲームでそういういつの間にやら確立したルールで行なわれるゲーム。しかもこのルールは絶えず少しずつ変わっていって誰も現在の正確なルールは分からず最初にルール違反をした犠牲者が出て初めてルールが理解できるという残酷なゲーム。