比喩

何か事あるごとに戦時の事が比喩に使われる。この状況は戦時の時のようだといって反対意見を述べるのが常套手段なのだが、似たような状況でも中身が違えばその意味はまったく違うものであって、外観だけの姿だけで似ていると言うのはいけない。
戦後の世界は常にこういう論理で動いていたがさすがにこの方法は陳腐で賞味期限が切れた。戦争を持ち出せば何でも拒否反応を起こせるに、もうだまされないというか、これまで時間がかかった。今更遅いくらいかもだけど、未だに使う人がいる。しかし今ではこの比喩はうさんくささと共に負け犬の遠吠えのようにしか響かない。