認識

点描画から映像が浮かび上がる。写真の背景から顔が浮かび上がる。認識はランダムな模様を既存の経験から引き出そうとする。社会も科学もそこに臨界点のようなものがある。何が起こっている、どう見る。既存の理論で解釈を試みる。今までの経験から判断を下す。おおむねそれで間違いはない。新しい局面は毎回起こるわけではない。しかし少しずつズレていく。その違いに気づかないと、今まで通りのテンプレートで一丁上がりではそっぽ向かれるよ。