余りにも多くの問題を露にしたライブドア騒動

 マスコミの姿勢。既存勢力の態度。検察のあり方。証券法、金融庁。その日本のシステム。日本という国のあり方までまざまざと見せ付けられるようです。お前はこういう国に住んでいるのだ、と。今までかりにも民主主義の国という振る舞いをしてきた国がそうでなかったと思い知らされたと言ったらオーバーか。そう言ったらお前はホリエモン信者かという事になってしまうのか。
 確かに堀江氏の評価は賛否両論がはっきりしていて嫌悪と賛同が入り乱れているようだ。だから検察もある程度支持が得られると踏んだ結果なのだろう。そこを更に磐石にする為の弱みを握っているマスコミの利用、世論操作だ。しかし一部には犯罪、憲法違反の声も有るほどのメール暴露や逮捕の経緯など余りにも強引な手口に驚いてしまう。
誤解しているのは私の方なのか。情報は錯綜している。ネットにはグレーゾーンのままという意見があり、マスコミは有罪確定記事。まさに情報戦の真っ最中。これは日本の断層間に引き起こされた国内戦争だ。
 だったらどうする。不当逮捕として裁判所に訴えるべきなのか。検察の手続きは問題があり逮捕は無効と。日本版オレンジ革命な〜んて。
 日本は中国や北朝鮮も馬鹿にできない程の人権無視の警察国家で今回の事態を見たら外国からはそう見られるのではないか。
 それとも当然のことで違法性が高いのだから逮捕は止むを得ない、別に騒ぐことじゃないんじゃない。粛々と事態を見守れ。
 これじゃ余りにもギャップがありすぎる。これから全ての人の行動が今回の事で縛られる。確かにIT関連の経済行動に大きな見せしめの効果がある。しかしこれが日本の取るべき行動なのか。日本の一番改革が遅れている所からの改革派の反撃になっている所が一番怖い。