人が薦める本はどうしてつまらないか

一概にそうとは言えない。素晴らしい本を紹介してくれてありがとうという想いの人も多くいるだろう。だとするとこれは自分の性格的欠陥なのかもしれないな。と言いながら面白い本はあった。ただつまらないというか読めない本やどうしてこれがという本も結構あったなということ。で、少し分析してみた。
その本が面白いと思った場合は、薦めてくれた人よりもその本の事で頭が一杯になってしまう訳ですよ。凄い、面白い、他にも違う本出してないの、と。で、同じ著者の別の本まで読むようになって知らないうちにその人の本は自分で発見した事になっていたりして。では薦められた本が面白いと感じなかった場合は、途中で投げ出したりするわけですから本や著者の印象が残るわけないですね。そしてその恨みは薦めた人に向かってしまう。どうしてこれが面白いんだ? 無駄な時間を返せ、何て本を薦めてくれたんだ、と。こうして面白く感じた場合は薦めてくれた人の印象は残らず、面白く感じない場合だけ薦めてくれた人の悪印象ばかり残ってしまうという事。人に本を薦めるというのは全く割りに合わない事なのだ。