分かり易い話とヤラセの世界

鏡の法則」もちと長いが分かり易い話なのだろう。で、分かり易い話とヤラセから歌舞伎を思い出してしまう。現代のテレビドラマは現代版歌舞伎なんだな。完成された技法、変わり身のない展開。こういうと現代に歌舞伎を甦らせようと斬新的に活動している人達に失礼だけどここでは完成された古典芸能という意味で歌舞伎という言葉を使っている。もうテレビドラマというものはこういうものでこういう面白さをとって数字を計算して商業に組み込まれているのだからそういうものだけどそれがハリウッドでもあるわけだ。そんな所から何か新しいものが生まれるわけないのだけれど。いい加減この状況に飽きないのかと不思議に思う。ただの繰り返しじゃないのかよ。お前らただのクルミ割人形かと毒づいてみてもそういうのは巨大なる資本主義に飲み込まれてしまったのが70年代ではなかったのか。そうしてしらけ世代、従順世代、くすぶり世代と来てオタク世代ニート世代に連なっているのではないかと思ったのは今だ。この飽き飽き状況にうんざりしているのは少数派なのだろうか。というかそこにネットがありYouTubeの隆盛もあると思うのだが。やっぱりこの状況にうんざりしているのだよな。