ノーベル賞逃し記念

雨天炎天―ギリシャ・トルコ辺境紀行 (新潮文庫)

雨天炎天―ギリシャ・トルコ辺境紀行 (新潮文庫)

この本は最近読んだという事で記憶に新しいという事もあるけど最近フィクションが中々受け付けられなくなっている自分にはぴったりの本だった。値段も安いので手軽に読めるのでいい。なんと言っても最初のアトスが面白い。何事も予定通りならない旅程、次々に起こる受難。こんな不思議な空間がこの地球上にまだある事の奇跡。これがホントの旅というものという気にさせてくれます。逆に言えば世界で起こっている事の方がばかばかしい事なのかとも思わせてくれます。