村上春樹は面白いか

結構読んだけど面白いのかどうかよく分からない。初期三部作がいいと言われているが何がいいのかもよく分からない。羊の冒険は陰謀ものとして楽しむ事もできるけど。代表作と言われるものより、小品に面白いものがある。ノルウェーの森は二度読んだ。二回読んだのではなく、読んだ事を忘れてまた買ってしまって読んでいたらどっかで読んだような話だなぁと不思議な感じがして、もしかして前に読んだ、と思って家の中を探したら出てきた。一度文庫版が新しくなって表紙が変わったのも別な本と誤認した原因。ま、その程度の読者だからどうでもいいのだけれど。いろいろな創作ものがあるけどノンフェクションの圧倒的リアル感に比べるとみんな霞んでしまうような気もする。そういう意味で「雨天炎天―ギリシャ・トルコ辺境紀行」は面白かった。