日本は時代に対応できるか

よく言われるように戦前の海軍の巨艦主義は真珠湾攻撃を成功させたのに完全には転換できなかった。というかその頃はもうできてしまっていただろうし今更空母に改変する訳にもいかなかったろうしできなかったのかもしれない。で今はネット時代に日本は対応できているかが問われている訳ですがデジタルテレビの対応やYouTubeの対応を見ても無理っぽい。日本は再び過ちを繰り返すのか。
ネットスケープもYahooもGoogleYouTubeみんな若い人達が始めて成功して消えたりしたものもあるがそういう土台があったからGoogleの大成功があるわけですが、そんな時代に官主導の産業政策が実る訳もなく大企業主導でも機能しません。日本でそういった若い企業が成長した例はライブドアくらいしかないわけですがそれは余りにも経営主導の在り方で大きくなったもので何か新しいソリューションがあった訳でもなく葬りさられました。ではなぜそういう土壌にないかというと大人の社会のヒエラルキーが強すぎる面とそれに一杯食わせようとする意欲的な若者が出ないという両面があるのだろう。これは一方がどうのという話でもなくお互いが協調してそういう社会にしてしまったような気がしないでもない。それを遡ると全共闘時代の敗北に行き着くのかもしれない。何も変える事ができなかったという挫折感が今も悪影響を与えていると考えるのは大げさすぎるだろうか。ある程度回答を引き出させた仏は未だに学生が元気である。
今までのやり方は間違いでした。これからは180度違った事をやる。日本では黒船や米軍占領でそういう事が行われて来た。一方米は若者がそれを実践して市場で勝って認めさせてしまう。それが全て、それが善というわけではないけれど日本はヤバいよな。このままではどん詰まりでしょう。変えなきゃいけない、変わらなきゃいけない。どうして現状のままでいられるかその気が知れない。というとそのまま自分に降り掛かってくる。