「ゲド戦記」て読まれているのか

今年はジブリの映画化もあって注目されているだろうが、近年はどれくらい読まれているのだろうか。私もジブリの映画が第三巻の「さいはての島へ」を中心に描かれると云われたので一二巻までしか読んでなかったのを急遽買ったのだが、最初の10ページ程読んで投げ出していた。地味というのが印象で一巻も二巻もずっと忍耐を強いられた。ネットでの紹介が無かったら絶対読まなかったと思うけど課題図書のように無理矢理読んだ。それでも二巻の「こわれた腕環」はずっと地下の真っ暗な墓地みたいな所が舞台だし、一巻の「影との戦い」からのつながりも最初全然分からないし、我慢の連続のような読書だった。そんな印象もあって三巻目も中々手が付かない状態だったのだが、やっと重い腰をあげて読み始めたのだった。そしたらやっぱり忍耐を強いるような内容なのだ。今度はずっと海の上。一応子供向けというかジュブナイル小説なのだろうが最近の子供はこの本を読めるのだろうか。一応魔法も出てくるしハリーポッターのような魔法学校が始まりでもあるのでそれなりの人気も出るだろうが、とにかく地味だよ。いやぁ私がこの本を読み込んでない事は120%認めるけど、この本を読むにはひねた大人になり過ぎた手遅れの年齢対象外であることは確かだけど児童文学として今も読まれているとしたらこりゃ凄いなぁと思ってしまう。やはり本好きというのはこういう本を子供の時から読めるものなんでしょうね。まぁ映画化というのはこの本をもっと広く知らしめしたいという事なんだろうけど。夕べは後少しで読み終える所までいったのだけど睡魔に勝てず後十数ページ残して寝てしまった。多分この本の一番の山場と思われる所なのだけれど寝てしまった。多分わくわくして読むよりは後にずっと残る本なのだろう。だから今は感想はまだ保留。しかし子供の頃この本に出会ってたとしても絶対読めなかったのは確か。