デジタルだから何でもできる

何でもできると思うとやる気がしない。アナログの制作に萌えるのはなぜ?
活版印刷のプレスが大人気。そういう滲みとかノイズが味になる。誤差とかテクニックを要求される所に情熱が湧くのか。それが人間の体に染み付いた生理現象。デジタルでできるものは基本的に想定内の結果なのでわくわくしない。アナログは機械の不具合とか失敗が意外な結果を齎すことがあったができるかできないかの結果で終わる事が多いデジタルはそういう期待感を抱かせない傾向が強い。それが動機の喪失にも繋がる。最初から画像で3Dでこういうものができると想定してしまう。後は地道に積み上げるだけ。もちろんそれでも当初思ったよりも違うものができるかもしれないが失敗と言った時、データが壊れてファイルが開かないという事は起こるけどデータが良い具合に壊れて味がある作品ができたとはならない。こういう事を言ってる時点でアナログ思考なわけだけど。きっとそういう所を超えた所にデジタルの応用があるのだろう、きっと。