近未来通信という名前

このいかにも社会小説に出て来るような名前はどうなんだろう。いかにも怪しげな雰囲気を醸し出している。名前が不足しているのだろうか。企業は出来るだけ信用を得るような名前をつける動機がある。一方で余り堅苦しくないような名前も求められる。余りにもいろんな名前が出尽くして名前の泉が涸れて来てしまってこんな二流小説に出て来るような名前になってしまったのだろうか。だって初めから騙そうと思って怪しげな名前をつける人はいない。それでもこんな名前になってしまう所が名前が不足している証拠ではないか。商標登録で使われない名前がどんどん登録されてしまい残った名前は怪しげなものばかり。もう正統的な感じを与える名前は出尽くして使える名前が無くなってきている。名前がなくなりつつある。名前が枯渇しつつある。石油のように消えていく。名前も高騰するのだろうか。