理性の絶対性なんて200年以上も前に否定されていたじゃないか

そういうのを今更感じてみるのも凡人の特典である。まぁ決して理性が全面否定されたわけではなく、理性を使っていい場合と使っていけない場合に使い分けようという主旨だと思われるのだけれど。とにかくそれ以前は理性は精神の頂点に君臨して横暴を振るっていたわけでそれが権威の後ろ盾でもあったわけでしょう。優れた知性ならどんな判断も下せると。そういった楽観論に警鐘を鳴らしたわけですね、カントさんは。