iPhoneとiTVで完結するアップルの未来

アップルが社名からコンピュータを取ったのもパソコンはこれからの主役ではないという現れだろう。もちろんホビーやパソコン好きのために補助としてはしばらく存在するだろうがいずれは消えていく運命かもしれない。で、iPhoneiTVでなのだがiTunesiTVに置けばパソコンは不要になるわけです。もちろん無線LANで同期してもいいわけですがそれにはパソコンが常時ONでなけれなならない。iTVなら家庭でも24時間点けっぱなしを容認できる機器となるでしょう。それがインターネットに繋がれば家庭用に録画したテレビをネットを通じてみる事にも繋がるし外部から録画を指示する道も開けます。iTVは今はまだTVという名でカモフラージュしていますが実体はiというホームサーバでありそれこそがアップルの真の狙いに違いない。つまりこのiを通して家庭の家電を全て支配下に置くという構想です。アップルが全ての家電を作るとは思えないので共通するi規格を制定するでしょう。そしてiから洗濯機も冷蔵庫も照明もエアコンも制御するのです。
 つまりiTVで家庭を制覇してiPhoneで個人を取り込む二面戦略なのですね。iTVがホームサーバでiPhoneがクライアント的な役割を担いiPhoneは街に出てこれでいつでもどこでもあるユビキタスコンピューティングの完成です。iPhoneで冷蔵庫の中身を確認する。iPhoneで家に帰る前に家を暖めておく。iPhoneでテレビを予約録画する。iPhoneで映画を家のiTVにダウンロードしておく。家で文章を書くくらいならキーボードだけあればiPhoneで十分でしょう。