反省しても何にもならん

事件は確定しないと認識されないわけです。しかし事件は今しか防げないわけです。確定して認識した頃には終わっているのですからいくら過去の事件を反省しても役に立ちません。もし役に立つとすれば過去と寸分違わない事象が再び起こる事だけです。それは殆ど起こりようがない。で、新しい事態が起こるとこれは過去のこれこれと同じではないかという意見は出るわけですが中々認識は一致せず、ずるずると決断を引き延ばしているうちに事件は終了してしまい、終わった頃に確定してこれは何々だったと認識されて過去の反省は役に立たないという事態が繰り返される事になる。違った姿をしてやって来たものが過去と同じ事態か判定するのは難しい所もあるでしょうが。逆に何でもこれは戦争への道、いつか来た道というのも散々言われて来たものでどうにもならんという無力感に襲われたりする。