東京マラソン概観

これで日本にもやっと本格的な市民マラソン誕生という歓迎ムードを醸し出そうとしているようだが。これもグローバルスタンダードって奴じゃないですかね。まぁでも市民マラソンが行われる事に文句はないけどいくつか疑問が。
・スタート地点とゴール地点が違う。
ラソンのセンター機能を分散させてどうするんだろう。余計な混乱を招くだけだと思うけど。どうしても都庁がある新宿をスタート地点にしたかったとしか思えない。都内の名所を巡れるようになっているというけれど本当に走る人たちの事を考えたらああいう奇妙なコースにはならなかったのでは?コースを間違える人続出では成功はしない。
 それにスタートとゴールが違う為に参加者の衣服やら持ち物を運ぶのに11トントラック40台とか。これも都知事が嫌いなディーゼルで運ぶんでしょうが。省エネの観点からも全くの無駄。選手に戻ってきてもらうのが合理的。
 奇妙なコースの為あっちこっちに折り返し地点が出来て陸の孤島になる地域もあるという。そういう不便をかけないようコース設定すべし。とても走る人もスムーズに走れるとは思えない。
 こうやって見るとやはりマラソンの主催者がどこを向いてるのか。従来どおりの主催者の主催者による主催者の為のマラソン大会という気がしてしまう。参加者の参加者による参加者の為のマラソン大会ならこうはならないのでは。参加者にとっては走り易さこそ第一なので名所なんて関係ないだろう。まったく。
しかしこの実現で石原の実行力が認められ再選は確定したようなものか。